<1998〜2021> 23年の歩み

(このページは暫定版で、より詳しい内容の公開を準備中です。)

 2021年、土とみどりを守る会は創立23周年を迎えました。
  世田谷区奥沢のあたりは、宅地内の豊かな緑によって落ち着いた住環境が保たれています。しかし、時代の移り変わりとともに、長い間培われてきた街並みから緑が失われつつあります。そこで、この良い環境を維持して次世代に継承していくためには、まちに住む人の手で守り育てていく、という考えが生まれてきました。

 土とみどりを守る会は1998年に「世田谷まちづくりファンド」の助成を受け、奥沢の身近な住環境を守り、育てるための取り組みを始めました。様々な活動をとおしたお付き合いの輪は少しずつ拡がり、奥沢以外の会員の方も増えてきました。(正会員数:2020年4月で約210名)
 会では年4回のニューズレター「土・まち・みどり」の発行、年4回の「つどい」の開催のほか、下のようなさまざまな取組を行ってきました。
 良い住環境を、まちに住む人の手で守り育てていくために、これからも、皆で楽しく無理なくできる活動に取り組んでいきたいと思います。

特定非営利活動法人 土とみどりを守る会 代表理事 堀内正弘

チェリーセージの配布 2000年〜

 2000 年にシンボルフラワーを募集し、香りがよく、赤い可愛い花で四季咲きのチェリーセージに決定しました。有志の手で差し芽から育て、苗やプランターを無料配布して、緑豊かな奥沢の街並みに彩りを添えています。

世田谷区 地域風景資産の登録

「大ケヤキのある散歩道」2002年
「奥沢海軍村ゆかりの風景」2008年
「鷺草伝説ゆかりの奥沢城址のある風景」2013 年

かいわい宣言の締結 2004年3月

 地域風景資産の登録が契機となり、世田谷区風景づくり条例に基づく「かいわい宣言」として、「奥沢・土とみどりの街づくり宣言」を登録しました。次のステップとして「かいわい形成地区」の制定が進められています。

奥沢グリーンマップの制作 2006年

 地域の歴史やみどりなどを住民の手で取材してまとめた地図です。「景観木」や「街並み選奨」を選びました。2003 年に制作をはじめ、2006 年に世田谷「コミュニティ活性化支援事業」の助成を受けて発行しました。

地域の落ち葉掃きの実施 2010年〜

 世田谷「地域の絆再生事業」の助成を受け、落ち葉掃きの活動が始まりました。奥沢交和会、奥沢小学校とも連携して、毎年、落ち葉の多い時期に実施しています。

みどりの街づくりガイドの制作
2017年

 かいわい宣言の具体を伝えるために、地域の良い事例から学ぶことをテーマに取材して作られた小冊子です。世田谷「地域の絆ネットワーク支援」の助成を受けて発行し、奥沢地域を中心に無料配布しています。