地域風景資産

大ケヤキのある散歩道

keyakimichi-1.jpg 応募時の写真

 世田谷区風景づくり条例にもとづき、平成14年11月9日の公開選定会で、奥沢2丁目12~22番に東西にのびる道路が、第一回風景資産のひとつとして選定されました。
選定の理由は、条例の趣旨が美しい景観を表彰するというだけのものではなく、そこに住まう人々が推薦した風景を未来に向けて守りづづけ、その風景が地域コミュニティづくりにつながるだろうということが、選定基準に合致したからです。選定人の方々は、この道筋に並べられたチェリーセージを、ここに住まう人々のコミュニティ意識の象徴と高く評価したようです。

奥沢海軍村ゆかりの風景

kaigunmura-1.jpg 読書空間みかも

平成20年3月15日に第二回風景資産の公開審査会が開かれ、奥沢2丁目の「奥沢海軍村ゆかりの風景」が選ばれました。このあたりの地主だった原氏が大正末期に独力で区画整理を行ったところ、横須賀の軍港と海軍省の中間で交通の便が良かったので、海軍の将官・佐官ら高級将校らが多く居を定め、通称「海軍村」が誕生しました。当時の風情を伝える住宅が3軒現存しており、保存継承が望まれるエリアです。

鷺草伝説ゆかりの奥沢城址のある風景

 奥沢城址の土塁

「鷺草伝説ゆかりの奥沢城址のある風景」が平成26年第三回地域風景資産に選定されました。現在の九品仏浄真寺の敷地にもともと奥沢城があったという歴史、そしてその奥沢城にまつわる「鷺草伝説」はあまり知られていないと思います。奥沢の古代の歴史に思いを馳せることで今の奥沢に対する愛着も深まることと思います。詳しい説明は下の風景づくりプラン(応募書類)にまとめられていますので、ご覧下さい。

今の奥沢と地域風景資産を伝える映像

地域風景資産を中心に、奥沢の風景を紹介する記録映像を制作しました。
風景祭、奥沢文化祭で展示したところ好評だったので、ネットで公開しました。
最後の方に鷺草伝説が紹介されています。2018年秋に撮影した、約13分の映像です。