景観木とは

 景観木とは、街の目印となっていて、良好な風景と環境の創造に貢献している木です。会では、敷地の道路際にある景観木の保全を推奨しています。

 建物を建て替えるとき、土地を更地にしてしまいますが、道路際にある木は建築のさまたげになりにくいので、建て替え時に継承しやすいです。会では、景観木の価値をオーナーに伝え、ご理解いただくことで継承していくことを目指しています。上の写真の左側の敷地のオーナーが代わり、家が建て替えられました。景観木に指定されていた左のヤマモモの木は残され、大ケヤキのある散歩道として地域風景資産に選定された風景が保全されました。右側の緑は、奥沢2丁目小さな森として登録されています。

 花が咲く木、紅葉する木は、季節感のある風景をつくります。大きな木のみならず、街かどにある小さな木なども地域のシンボルになります。
 会では、このような木を地域の共有財産として、皆でサポートするためのコミュニケーションをすすめます。

 高木の落ち葉は広く散らかり、そのために肩身の狭い思いをするオーナーもいます。そこで会では、町会、まちづくりセンター、小学校と連係し、まちの落ち葉掃き活動をしています。世田谷区地域の絆再生支援事業の助成を受けて始まり、継続して実施しています。